○4-0 vs 神戸FC1970

2010関西サッカーリーグ Div.2 第10節 (vs 神戸FC1970)
2010年7月11日(日)11時45分キックオフ
【試合経過】試合終了 ○4-0
【得点経過】
前半29分 18石倉(アシスト7清津野)
前半33分 9藤原(PK)
前半35分 18石倉(アシスト11岩田、4中島)
前半40分 15奥田
【先発メンバー】
GK 1内野
DF 2上田、4中島、5小池、7清津野
MF 9藤原、10宇野、14西崎、15奥田
FW 11岩田、18石倉
【選手交替】
後半24分 9藤原→20藤本
後半43分 7清津野→16福島
【山内代表コメント(ハーフタイム)】
・サイドバックが上がってのアーリークロスなど、良い攻撃の形を続けていこう。
・気を抜いたプレーをしたら必ず失点する。ゼロに抑えよう。
・ピッチ状態は悪くないので、ボールを回せる場面では確実に回していこう。
【山内代表コメント(試合終了後)】
・勝点3を取ることはできたが、結果的に前半にしか得点を取れていない。
・昇格に向けて、試合の内容をもっと追及していこう。
(本日、監督の山本が指導者講習により不在のため、代表の山内が指揮を執りました)


橿原公苑は生憎の天候となったものの、天然芝ピッチは雨の影響を受けずに良好なコンディションを保ち、TOJITSU滋賀FC(以下、滋賀)のサッカーを終始サポートしてくれることとなった。
今節も高い湿度の中、滋賀キックオフで試合開始。

立ち上がりから滋賀がMF10宇野とMF15奥田の両ボランチが起点となってボールを動かし、神戸FC1970(以下、神戸)のディフェンスを巧みにかわしながら、「仕掛け」のタイミングを図る。

5分に、MF14西崎、FW11岩田とのパス交換からFW18石倉がこの試合最初のシュートを放つが枠を外れる。

7分には西崎からのパスを受けた奥田がミドルシュートを放つもクロスバーを直撃し、得点できない。
その後もコーナーキック等たびたびチャンスを得るが、神戸DF29を中心とした体を張ったディフェンスに阻まれる。
試合は次第に膠着状態に陥り、20分すぎから何度かパスカットからの逆襲を受けるが、DF2上田、DF5小池を中心に、しっかりとリスクマネジメントして危険を未然に摘み取る。

その後、再び流れを引き戻し、パス交換から再三DF7清津野が左サイドをオーバーラップしてチャンスを演出する。

そして29分、左サイド深くへ走り込んだ清津野がゴール前へクロスを上げ、これを石倉が押し込み、待望の先制点を奪う。

これで気落ちした神戸をさらに攻め、31分にMF9藤原がペナルティエリア内でドリブルを仕掛けた場面でファウルを受けPKを獲得。藤原がこれをしっかりと決めて2-0とする。

さらに、今後は右サイドを深くオーバーラップしたDF4中島がゴール前へグラウンダーのクロスを送り、ゴール前中央で岩田が神戸GKとDFを引きつけてボールを跨いでスルー、外で待ち受けた石倉が難なく押し込み3-0とさらにリードを広げる。


ここで神戸はFWの選手を入れ替えて立て直しを図るが、40分、小池からのタテパスに反応した奥田がトラップから反転してボールを持ち直してシュート、ボールはGKに触られるがゴールへ吸い込まれて4-0と畳みかける。

ロスタイムには岩田&石倉のコンビから石倉がGKをかわしてシュートを放つが勢いが足りず、ゴールライン寸前で神戸DFにカットされる。前半はこのまま4-0で終了。
後半開始から神戸はDFの選手を入れ替え、守備で大きく貢献していたDF29が前線に顔を出してリスクを冒して反撃に出る。

立ち上がりはしっかりと受け止めて危険なシーンを作らせないが、以降、結果的に前残りとなる3〜4人の神戸攻撃陣に手を焼くこととなる。
5分すぎからは、神戸陣内でパスをつなぎながらチャンスを伺うが、仕掛けのタテパス、ラストパスが微妙につながらずに追加点を奪うことができない。
13分にはペナルティエリアから15〜6mほど外れた左サイドで直接FKのチャンスを得る。
岩田が自信を持って蹴ったシュートは再びクロスバーに嫌われる。跳ね返りを清津野がダイレクトでシュートするもののGKにセーブされ、試合も再び膠着状態へ。
流れを変えるべく、24分に藤原からMF20藤本に選手交替を行う。

藤本がボールに絡みながらその後も攻め続けるものの、徐々にプレー精度とコンビネーションを欠き、フラストレーションの募る展開となる。

前がかりとなって何度となく数的不利な状況での逆襲を受けるが、GK1内野とDF陣は献身的に対応して神戸の得点を許さない。
41分には西崎がミドルシュートを放つが三度クロスバーに阻まれる。こぼれ球を岩田が狙うも枠を外れる。
43分には清津野からMF16福島へ選手交替を行うが、後半は追加点を挙げることができず試合終了。


この日も自分たちのミスやコンビネーションのわずかなズレから雰囲気を悪くして、結果的に自身のパフォーマンスも落としてしまう悪癖が出ていた。
そういう時こそチームメイトを励まして自分自身をも鼓舞してプレーしてもらいたい。
ちょっとしたところで気持ちを切らせてしまうと、高田戦のような競った試合では致命傷となることを、絶対に負けられないラスト4戦に向けて忘れてはならない。
とは言え、被シュート4本(前半0本)・無失点に抑えた守備と悪天候の中でも90分間労を惜しまずに走りきった選手たちの姿勢は評価されるべき。あとは、そのハードワークに相応する結果を手に入れられるように誠実にトレーニングに励んでもらいたい。
また、足もとの悪い中遠方まで応援に駆けつけてくださった皆さまにも感謝申し上げます。
次戦、約2ヶ月間の中断前となるテクノネット大阪戦、2002年日韓ワールドカップの舞台となった長居スタジアムというすばらしい舞台で選手たちがイキイキと躍動してくれることを期待したい。

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