○1-0 vs テクノネット大阪

2010関西サッカーリーグ Div.2 第11節 (vs テクノネット大阪)
2010年7月19日(祝)11時45分キックオフ
【試合経過】試合終了 ○1-0
【得点経過】
後半28分 18石倉(PK)
【先発メンバー】
GK 1内野
DF 2上田、4中島、5小池、7清津野
MF 9藤原、10宇野、14西崎、15奥田
FW 11岩田、18石倉
【選手交替】
後半18分 9藤原→20藤本
後半37分 10宇野→17清水
後半45+1分 14西崎→16福島
【山本監督コメント(ハーフタイム)】
・カウンターには注意しよう。ボールを奪われた後の切り替えが遅れたときに、危ないシーンを作られかけている。
・パスを出した後に、もっと数的優位を作って攻撃に厚みを持たせよう。暑さもあるがチャレンジしよう。
・総力戦でいかないと勝てない。
【山本監督コメント(試合終了後)】
・勝つことはできたので顔を上げていこう。
・次節までは間隔が空くが、その間に天皇杯予選も控えている。厳しい戦いを乗り切ろう。


梅雨明けの長居スタジアムは快晴、気温がぐんぐん上昇していく中、11:46にTOJITSU滋賀FC(以下、滋賀)のキックオフで試合開始。


開始直後から、滋賀は中央のDF2上田、DF5小池、MF10宇野、MF15奥田を基点にボールを左右に大きく揺さぶって得点機を伺い、一方、前節0-11とアミティエSC京都に大敗したテクノネット大阪(以下、テクノ)は、前線にFW27を残して自陣ゴール前にしっかりと人数を掛けて守備ブロックを作り、滋賀の攻撃を迎え撃つ展開となる。

前半3分、ゴール前で得た直接FKのチャンスにMF9藤原が放ったシュートはクロスバーを直撃してゴールならず。
9分にも再びシュートを放つが枠を外れる。

続いて12分、自陣中央から小池が前線にロングフィードを送り、反応したFW18石倉がフリーでシュートを放つが枠を捕らえられず先制点を奪えない。

その後も、左サイドからMF14西崎とDF7清津野がたびたび個人技と連携から突破を図り、右サイドからも藤原とDF4中島が攻め上がってチャンスを量産するも、ゴール前を固めるテクノにすべてはね返される。


30分前後には、ファウルとオフサイドの微妙な判定から逆襲を許し、立て続けにシュートまで持っていかれるがGK1内野を中心にしっかりと我慢して失点を防ぐ。

再び流れを引き戻してMF15奥田、小池が中央からロングシュートを放つが、得点できないまま0-0で前半終了。
後半も開始直後からチャンスを作り、4分には右サイドからの奥田の直接FKはキーパーがキャッチ。

直後に西崎がドリブルから相手DF3枚を一気にはがして攻め上がり、最後は清津野がシュートを放つが枠を外れる。

逆に7分には相手のハンドのファウルを見逃され、カバーリングが遅れたところをシュートまで持っていかれる。
その後も左右から揺さぶりシュートまで持っていくが精度を欠き、なかなか先制点を奪えない。
すると、徐々に攻め疲れたところを何度か逆襲を許すこととなり、17分にはテクノMF9に独走を許して決定的なピンチを迎えるが、上田があきらめずに追いかけてコースを限定し、内野が冷静に飛び込んでボールを押さえてシュートを打たせない。

18分には、藤原からMF20藤本に選手交替を行い攻撃の手を緩めない。

その後も何度かチャンスが訪れるものの無得点が続いた26分、FW11岩田からスペースに送ったパスに石倉が俊足を生かして抜け出そうとするところをテクノGK1が手で引っ掛けてPKとなる。

28分、これを石倉が冷静に決めて、ようやく1-0となる。
ここまで良く耐えたテクノだが、先制を許すとようやく積極的に前へ出てディフェンスを行うようになる。
上手くはがすと追加点を奪える展開にはなったものの、点を取るために酷暑の中で長い距離を走り続けてきた滋賀の選手に疲労が目立ちだし、目まぐるしく攻守が入れ替わり、シュートまで持っていけなくなってしまう。
37分には宇野からMF17清水に選手交替を行い中盤でのボール保持を安定させる。

41分には左サイドを攻めあがった清津野がグラウンダーのクロスを中央の西崎に合わせ、そのまま突破を図るところを倒されるも今度はPKならず。

ロスタイム1分に、西崎からMF16福島へ3枚目の選手交替カードを切るが、ほどなく1-0のまま試合終了となった。

勝利という妥当な結果をしっかりと得ることができたことは、同じような試合展開となった前期2節(vs三菱重工神戸:0-0と引き分ける)からチームが確実に進化していることを証明したと言える。
最後はさすがに疲労を隠すことはできなかったが、厳しい暑さの中、豊富な運動量でチャンスを作り続けることができた。
あとは、言うのは簡単なことだが、とにかく「決めるところでしっかり決める」ことが、ラスト3試合で順位を1つでも押し上げるために必要となってくるだろう。もっと積極的に自分で仕掛けてもらいたい場面も多くあった。
リーグ戦は約2ヶ月の中断を経て、9月11日(土)の再開となる(vs京都紫光クラブ・鶴見緑地球技場)。
その間の滋賀FAカップでの格上への挑戦の中で、さらなる飛躍へのきっかけをつかんでもらいたい。

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