2010関西サッカーリーグ Div.2 第9節 (vs ディアブロッサ高田FC)
2010年7月4日(日)14時00分キックオフ
【試合経過】試合終了 ●0-4
【得点経過】
前半22分 失点
後半24分 失点
後半34分 失点
後半45+2分 失点
【先発メンバー】
GK 1内野
DF 2上田、3竹中、5小池、7清津野
MF 9藤原、10宇野、14西崎、15奥田
FW 11岩田、18石倉
【選手交替】
後半21分 5小池→4中島
後半27分 9藤原→20藤本
【山本監督コメント(ハーフタイム)】
・ピッチ状態は悪いが、攻撃時にはパススピードを早くしてもっとテンポをあげよう。
・きれいなサッカーで勝つことはできない。基本的なことを何回も繰り返してやっていこう。
・まだ45分残っている。点を取りに行こう。
【山本監督コメント(試合終了後)】
・一生懸命やってくれたと思うが完敗。悔しさは自分たちが一番感じていると思う。
・これで終わったわけではない。ビデオなどで確認して、それぞれが感じたことを指摘し合おう。
<本日配付のクラブ公式マッチデープログラムはこちらからご覧いただけます>
心配された天候は、くもり時々晴れとなるが、会場のピッチは前日までの大雨により所々に水溜りができてぬかるんだ最悪のコンディションの中、ディアブロッサ高田FC(以下、高田)キックオフで試合開始。
立ち上がりは、お互いにリスクを冒さずに大きくスペースにボールを送り合う静かな展開となる。
この日もTOJITSU滋賀FC(以下、滋賀)が徐々にボール保持率を高めていく。
前半8分、右サイド中盤付近からDF3竹中が意表をつくロングスローで高田陣に深く攻め込みコーナーキックのチャンスを得る。
ここでMF9藤原がライナー性の精度の高いボールを入れるがゴール前で誰も触れることができずにそのままゴールラインを割る。
この時間帯から、攻める滋賀、しっかり守って素早くカウンターを仕掛ける高田の構図ができあがる。
特に、高田のワントップFW11のポストプレーと滋賀が攻めあがって空けたサイドのスペースへキレのあるドリブルで侵入してくるMF22への対応に苦しみ、度々危険なシーンを作り出される。
両サイドを崩された13分には高田MF22がこの試合両チーム最初のシュートを放つ。
その後も立て続けにコーナーキックを得るもののチャンスを活かすことができない22分、高田GK1からのロングキックは雨でぬかるんだピッチをワンバウンドするとイレギュラースリップし、DF陣の間を抜けてしまう。
これに高田MF7がいち早く反応、GK1内野との1対1を制されて思わぬ形で先制点を奪われる。
気を取り直して、1点を取り返すべく攻め続けるものの、前半合計9本のコーナーキックも得点にはつながらず、このまま0-1で前半終了。
後半も立ち上がり早々にMF14西崎がループシュートを放つがクロスバーに嫌われる。
その後もMF15奥田、直接フリーキックからMF9藤原がシュートを放つも決められない。
徐々に攻め疲れの状況に陥り、高田の鋭いカウンター攻撃の前に中盤が守備に参加できず、数的不利な状況の中ファウルで相手を止める場面が増えてくる。
21分にDF5小池からDF4中島に選手交替を行って、何とか立て直そうとするが状況は好転せず、24分に右サイドで相手に直接FKのチャンスを与えると、高田MF10が蹴ったボールはそのまま滋賀ゴールのファーサイドに吸い込まれ、2点のビハインドとなり、さらに大きなダメージを受ける。
27分にMF9藤原からFW20藤本へ2枚目の交替カードを切る。
攻め手は増えることとなったが得点を奪うには至らず、34分にもカウンターから高田DF13に抜け出され、一旦はGK1内野が体に当てるもこぼれ球を押し込まれて0-3。
その後も攻撃的な選手交替を行う高田に翻弄され、ロスタイム2分にはMF18とMF9のワンツーパスから完全に崩されて4失点目を喫し、試合終了となった。
完敗。
1部昇格を目指すにはまだまだ足りないことが多いことを昇格争いのライバルが教えてくれた一戦となった。
焦った状況の中、うまくいかずにイライラする中で、どれだけ献身的にプレーできるか、エゴを出さずにチームメイトを尊重してプレーできるか・・・。
「切り替え」という便利な言葉でこの日のことを忘れてしまうのではなく、ホーム「ビッグレイク」へ応援に駆けつけてくださった多くの方々の期待を裏切った現実を重く受け止めて、何が足りなかったか反省し、これからどうしたら良いのかをしっかり整理して、次節、奈良橿原での神戸FC1970戦に臨んでほしい。
チームの奮起に期待したい。