2010関西サッカーリーグカップ <グループC> 予選リーグ第1戦 (vs AS. Laranja Kyoto)
2010年10月24日(日)14時00分キックオフ
【試合経過】試合終了 ●0-1
【得点経過】
後半39分 失点
【先発メンバー】
GK 1内野
DF 2上田、4中島、5小池、8田口
MF 9藤原、13野元、14西崎、15奥田
FW 11岩田、18石倉
【選手交替】
後半22分 13野元→20藤本
【コメント(ハーフタイム)】
・もう少し最終ラインを上げてコンパクトに守ろう。
・突破から良い攻撃の形を作れている。あとはフィニッシュだけ。まずは1点取ろう。
【コメント(試合終了後)】
・予選リーグはあと2つあるので、しっかり切り替えて次に臨もう。
・気温が下がる時期なので、体調管理に気をつけよう。
リーグ(Div.2)優勝から3週間、いよいよKSLカップでの格上への今シーズン最後の挑戦が始まる。
第1戦の対戦相手は、ASラランジャ京都(以下、ラランジャ)。高い身体能力と経験豊富なメンバーが揃う難敵。
チャレンジャーとして何とか一泡吹かせたいところ。時折激しく降る雨の中、14:00キックオフ。
立ち上がりは互いに様子を見る展開。リスクを負わずにロングボールからチャンスを伺うものの互いのDF陣がしっかり対応する。それでも徐々に、前線から激しくプレスを仕掛けるTOJITSU滋賀FC(以下、滋賀)がペースを握り始める。
FW18石倉とMF14西崎の攻守にわたるスピードを活かしたプレーはラランジャに脅威を与え、先発出場を果たしたMF13野元の攻守の切り替えの早さの前にラランジャはミスパスを連発、MF9藤原とMF15奥田がうまくバランスを取りながらプレッシャーの緩い中盤を完全に制圧する。
中盤でのパス交換とDF2上田とDF5小池のDFラインからのロングパスから、何度となく石倉とFW11岩田が抜け出して決定機を迎えるが、ラランジャDF9中尾選手の身体能力を活かした絶妙なカバーリングとラランジャGKのポジショニングの前に完全に沈黙、得点することができない。シュートを撃たずにパスを選択する消極的な場面も目立ち始める。
何度かカウンターを受けるが、GK1内野の好守とDF4中島・DF8田口がカバーリングを
怠らず、失点を許さない。
チャレンジャーらしくリスクを冒しながら手数を出すことにより相手をダウン寸前まで持ち込むものの、あと一撃を打ち切れず、無得点のまま前半が終了することとなった。
後半、ラランジャ中盤の緩さは修正され、一進一退の攻防が続く。身体能力に勝る相手にゴール付近までボールを持ち込まれる危ない場面も増えるが、DF陣は体を張って食い止める。
後半22分、前半からフルパワーでプレーし続けた野元が足を痛めてMF20藤本と交替する。
交替後、藤本はすぐにシュートチャンスをつかむが放ったシュートはわずかに枠を捉えられない。
さらに前掛りとなり得点を狙うが、リスクを冒して攻めに出た裏のスペースを利用されカウンターを受ける場面がさらに増える。
カバーリングも遅れ始め、ファウルで相手選手の攻撃を食い止めた小池と上田に立て続けにイエローカードを提示される場面も。DF陣に過度のストレスが掛かる状況が続く。
そして、後半39分、自陣右コーナー付近で相手に与えた直接FKからゴール前で相手選手に合わされたボールは勢いを失いながらもコロコロとゴールに吸い込まれ、痛恨の失点を喫する。残り時間と短すぎるロスタイムもラランジャにうまくかわされタイムアップ。予選リーグ1戦目を残念な形で落とすこととなった。
たとえ相手がDiv.1でも自分達のサッカー・自身のプレーは通用するんだという自信をつかむと同時に、相手選手の球際の強さ、フリーでシュートを撃たせないプレッシャー、そして何より試合運びのしたたかさをこの一戦から学ぶことができたと思う。それを次戦につなげてもらいたい。学ぶのは一戦で充分、調整時間は限られているが、しっかりと進化して革新した姿を30日(土)にアイン食品戦で披露したい。予選リーグ突破に向けて90分間挑戦し続けます。引き続きご注目のほどよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、当日は悪天候の中、ご観戦ありがとうございました。