○9-0 vs 京都紫光サッカークラブ

2010関西サッカーリーグ Div.2 第12節 (vs 京都紫光サッカークラブ)
2010年9月11日(土)11時45分キックオフ
【試合経過】試合終了 ○9-0
【得点経過】
前半3分 9藤原(アシスト11岩田)
前半15分 11岩田(アシスト14西崎)
前半24分 9藤原(アシスト14西崎)
前半27分 9藤原(アシスト5小池)
後半22分 8田口
後半23分 14西崎
後半40分 11岩田(アシスト20藤本、13野元)
後半45+1分 18石倉(アシスト20藤本、11岩田)
後半45+4分 11岩田(PK)
【先発メンバー】
GK 1内野
DF 2上田、4中島、5小池、8田口
MF 9藤原、10宇野、14西崎、15奥田
FW 11岩田、18石倉
【選手交替】
後半26分 14西崎→13野元
後半26分 15奥田→20藤本
後半37分 8田口→3竹中
【山本監督コメント(ハーフタイム)】
 ・サイドをうまく崩すことができている。
 ・サイドチェンジもうまくできている。繰り返していこう。
 ・ディフェンスが頑張ってくれているので、得点チャンスをきっちり決めよう
 ・相手の攻め残りで数的不利になる場面がある。切り替えを早くして失点ゼロでいこう。
【山本監督コメント(試合終了後)】
 ・あと2つ、がんばろう。


全国社会人選手権関西大会、天皇杯府県予選によるインターバル期間が過ぎ、約2ヶ月ぶりの再開となった「2010関西サッカーリーグ」第12節。今節を含めた残り3戦、昇格に向けて負けられない戦いが再び始まる。
開幕戦からちょうど5ヶ月となったこの試合、今シーズンに得た経験・手ごたえ・結束をしっかりと内容・結果で示したいところ。相手は粘り強い試合巧者の京都紫光クラブ(以下、紫光)、難しい試合となることが予想された。
会場は人工芝に張り替えられた鶴見緑地球技場、試合開始の11:45時点で気温35.5℃・湿度44%と、9月中旬に差し掛かるにも関わらず、なお厳しいコンディション下での試合となった。紫光キックオフでスタート。

立ち上がりは緩く入ってしまい、紫光の積極的な出足に受身に回るTOJITSU滋賀FC(以下、滋賀)。それでも、しっかりと人数を掛けてボールを奪い、左サイドのMF14西崎の前にポッカリ生まれたスペースを起点に反撃開始。

前半1分、カウンターから西崎が前方へのドリブルから中央にセンタリング、FW11岩田が合わせるがゴールの上に外れる。
西崎の攻撃をケアするために紫光のDF陣のバランスが崩れ、逆サイドのMF9藤原が自由に仕掛けられる状況ができると、3分、岩田からのパスを受けて、藤原がしっかりゴールへ流し込み、早々に優位に立つこととなった。

その後もタッチ数の少ない早いパス交換からサイドチェンジを繰り返しながらの両サイドの崩しが効果的となった。15分、再び左サイドから西崎が中央へセンタリング、今度はきっちりと岩田が押し込み2-0とリードを広げる。


滋賀の守備面でも、攻守の切り替えが早く運動量も豊富で、紫光の攻撃の起点となるMF23に自由に配球することを許さず、紫光の攻撃の組み立てがDFラインからのロングパス中心となり、危ない場面を作らせない。23分の紫光MF17のロングシュートも枠を捉えさせない。すると、24分、ボール奪取からすばやく前線にパスをつなぎ、中央での藤原と西崎のワンツーパスから最後は藤原が冷静に流し込み3-0とさらにリードを広げる。


続いて、27分、DF5小池からのロングパスに素早く反応した藤原が紫光GKの頭を越す技ありのループシュートを決めて4-0、藤原ハットトリックを達成。

その後、サイドの崩しから岩田が何度となく抜け出してシュートを放つなど惜しいシーンが続くが追加点ならず。4-0で前半終了。

ハーフタイムを終えると気温はさらに上昇し、日陰でも36℃を越す。紫光は、前半途中に負傷したMF17からFW28に選手交替。

後半2分、岩田がシュートを放つがGKキャッチ。6分、MF15奥田が前半に続いて鋭いミドルシュートを放つが、紫光DFにブロックされる。11分にも、右サイドのDF4中島のオーバーラップから得たチャンスで再びシュートを放つがGKにはじき出される。


21分、左サイド西崎の仕掛けから得たコーナーキックのチャンス、奥田が蹴ったボールはゴール前で混戦となり、最後はDF8田口がヘディングで押し込み5-0とする。

後半の立ち上がりからしっかりとコンパクトにディフェンスを立て直して失点を防いでいた紫光には重い1点となり、気落ちしたところを1分後の23分にはDF2上田からのロングパスから西崎がドリブルでゴール前に持ち込み、そのままシュート、6-0とする。


26分には攻守に奮闘した西崎と奥田からMF13野元とMF20藤本に選手交替。フレッシュな仕掛けられる選手を投入する。

30分過ぎからFW18石倉のスピードを生かした突破から多くの得点チャンスを作り出すが、紫光GKの攻守に阻まれる。37分には田口からDF3竹中に選手交替を行う。
40分、野元、藤本とつなぎ、最後は岩田がしっかりと決めて7-0とする。
ロスタイム1分には、岩田、藤本から最後は石倉が、前日に誕生した子供に捧げるゴールをようやく決めて8-0。



終了間際には岩田がドリブルで抜け出すところを倒されPKを獲得。これを岩田自身がしっかりと決めて9-0。程なくタイムアップとなり、難しい試合をしっかりと勝利で終えることができた。



ここまでのリーグ戦でのさまざまな経験、そして何よりこの夏に得た自信と誇りと悔しさをこの試合でしっかりと表現してくれた。会場で観戦いただいた方々にはしっかりと伝わったに違いない。
残り2戦、トーナメントのような厳しい試合が続くが、このしびれるような状況でサッカー選手として戦えることを楽しんでもらいたいと思う。そして結果を出して目標を達成できる喜びを是非とも味わってもらいたいもの。それを成し遂げられるだけの努力を積み重ねてきたのだから。
交替選手もしっかりと結果を残し、誰が出場しても同じ戦い方ができる強みも持てるようになってきた。このまま一丸となって目の前の壁を打ち破ってもらいたい。

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